映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 前編」が教えてくれたふしぎ発見!だよ


今日は映画に見るふしぎ発見!
樋口真嗣監督作
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 前編」

※ネタバレありだよ※

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その日、人類は思い出した─。

百年以上前
突如現れた巨人たちに
人類の大半は喰われ
文明は崩壊した──。

生き残った者たちは
巨人の侵攻を防ぐため
巨大な壁を三重に築き
その内側で生活圏を確保し
平和を保っていた。

だが百年、壁が壊されなかったからといって
今日、壊されない保証はどこにもない──。


そんな設定の世界に在って
壁の内側で生まれ
壁の内側の世界だけしか知らない
三浦春馬演じる
真なる自由を求める男
エレン
壁の外の世界に希望を見い出し
壁の内で満足する人々を
家畜呼ばわりし
軽蔑していたんだ

そんなエレン
ひとつの教訓を述べた
ピエール瀧演じる
ソウダの言葉
「壁の存在に気づいた者にとって
天国も地獄になりうる」

この言葉が
ぼくらの現実世界を
象徴している
と言っても
過言じゃないかもしれない

エレン
この世界に存在する
ぼくらすべての人間
一人一人を意味するよ

とは
つまりは
ぼくらのこころのこと

ぼくたち人間は
こころという名の
壁に囲まれ
存在していることに
気づいてしまったがために
天国から
地獄へと
足を踏み入れることに…
いや 厳密には
壁(こころ)に気づいてしまった
その瞬間に
世界は相対化され
天国も地獄もなかったそこ(一元)に
天国と地獄(二元)が
出現することになった
んだ

目の前に壁があれば
その向こう側を
確かめずにはいられない
そんな宿命を背負った存在
人間


エレン
壁の外を欲したことは
起こるべくして起きたこと
けれども
壁(こころ)に気づいてしまった
その代償はあまりに大きく
壁(こころ)
巨人を呼び寄せ
壁の内側への侵入を許し──
人々に
百年以上前に起こった
いまわしい記憶が
呼び起されたよ



物語はここから
怒涛の地獄絵図
展開されてゆくんだけれども
ピエール瀧演じるソウダが
必死で逃げんがために
スローモーションで前のめりになった

その瞬間が──
瀧さんの音楽活動の拠点
テクノデュオ
電気グルーヴの
このPVの2分27秒付近の
出前持ちが被弾するシーンと




合致してしまったがために
ぼくの中で
コペルニクス的転回のごとく
悲劇のシーンは
喜劇のシーンへと反転

場内からは悲鳴が上がり続ける中
ぼくは腹を抱え
爆笑することを禁じえず──
そこから先の物語は
制作者サイドの意図とは
まったく違ったものとして
ぼくに映し出されることになってしまったんだ

きみにふりかかる
あらゆる悲劇も
まったくおんなじ

それを悲劇として
悲劇たらしめている
その正体とは
壁(こころ)であり
その
悲劇(巨人)にも
喜劇(ピエール瀧)にも
変幻自在に姿を変えるよ

あらがいようもなく
巨人と対峙せんがために
巨人化したエレンを眺望しながら
長谷川博己演じる
人類最強の男シキシマ
善悪の彼岸(壁(こころ)を超えた先にあるもの)
そこに到達することを試みた
ドイツの哲学者ニーチェ
こんな言葉を引用するんだ

「怪物と対峙する者は
自ら怪物とならぬよう心せよ」


でもね
自らも怪物にならないことには
進撃の巨人という物語は
物語として成立しないこともまた
真実


怪物となる運命が待ちうけていようと
怪物とならぬ運命が待ちうけていようと
悲劇となる運命が待ちうけていようと
喜劇となる運命が待ちうけていようと
きみはきみだけの
物語を進撃するのみさ











今日はどんな一日になるだろうね
あるいは どんな一日だったかな
きみにいかなる逆境や順境が待ち受けているとしても
「ふしぎ発見!」は変わらず
きみのこころの奥深くによりそっているよ

今日のきみを「ふしぎ発見!」へといざなう楽曲を紹介するね

「ピエール瀧の体操42歳 / 電気グルーヴ」





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marronさんはじめまして

ぼくも精神的な病の現場を体験した経験があることもあり、時間に余裕があるときに拝見させてもらってます。こちらこそありがとうございます。


ああ…本当にごめんなさい。観賞前に余計な先入観を…汗

是非ともこの記事に書いたことは気になさらず(気にしたらせっかくの映画が台無しになりかねないので)、marronさんの楽しみ方で映画を楽しんでほしいな、と思います。気になるようなことを書いておいてなんですが…


自分の心の壁すら越えられないのに、他人の心の壁はもっと大変です!

また、いつでも遊びに来てください。

sayamaさん

ああ…なんだか余計な先入観を植え付けてしまったね。

sayamaさんも、これから劇場に足を運ぼうと考えているみなさんも、こんなくだらない共通点が気になったのはぼくくらいのもんだと思うので、あまり気にせず楽しんで!

こんばんは!

どみどりくんさん、
いつも当ブログを訪問して下さり、ありがとうございます!
進撃の巨人の実写版をご覧になられたんですね。
marron も観に行きたいなぁ~と思っているのですが、
そんな、笑いのツボがあったとは…!
また一つ楽しみが増えました♪
ところで、
心の壁ですか~。
marron は、いつも他人(特に女性!)の心の壁の高さを測りかねて
失敗ばかりしています。orz
越えられそうで越えられない壁! それでは(^^)/

No title

実際の映画を見てないから何とも言えないが、もし見ることがあったらピエール瀧のそのシーンが気になりすぎて映画どころじゃないな。
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「どみどりくん」あるいは「じゃっく」へのメッセージ

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やあやあ、よく来てくれたね。

じゃっく&どみどりくん

Author:じゃっく&どみどりくん
オルタナティヴ・スピリチュアルの時代へ。みんなと。』の、姉妹ブログ『どみどりくんの、世界ふしぎ発見』に遊びに来てくださりありがとうございます。管理人のじゃっくと申します。

『オルタナティヴ・スピリチュアルの時代へ。みんなと。』が「表通り」を行くブログなら、こちらのブログは「裏通り」を行くブログです。
両方合わせてようやく私のメッセージの完成形となりますが、選り好みして「表通り」だけ見てもらってもまったく問題ありません。
来るべきときが訪れたなら、おのずと「裏通り」も歩かされている自分を発見されますから(ニヤリ)

で、この「裏通りブログ」が何故に必要なのかと申しますと、早い話が「表通り」だけでは解決できない、処理しきれない問題(絶体絶命のピンチ)に、人は前触れもなく遭遇するからです。
誰しものそのときのためにこそ、私「じゃっく」が、フシギニストである「どみどりくん」に扮し(チャネリング?)ながら、この「裏通りブログ」は存在し続けます。


「世界ふしぎ発見」とは言っても、某テレビ番組が世界における「目に見えるふしぎ」を発見して紹介するのとは趣がちがい、このブログでは世界における「目には見えないふしぎ」の発見を書き記することを趣旨としています。

ですが、「目には見えない」とは言っても、「UFO」「超能力」「幽霊」といった類のものとは趣が違いますし、「スピリチュアル」ともまたちょっと違うのかもしれません。
「哲学」「宗教」とも言い切れませんし、「自己啓発」「人生哲学」ともまた少し違うかもしれません。

しいて言うなら、みなさんが今まで生きてきた中で、学校教育や家庭教育やマスメディアによって抗いようもなく培われ、育くまれた「常識」「当たり前」「思い込み」「偏見」「先入観」などをとっぱらった先にある「あるがままの世界」あるいは「究極の羅針盤」の発見ってところでしょうか。


たとえばですが、

『きみが何を考え、何に思い悩み、何を行為しようとも、きみ自身は実は何もしていないのさ』

いきなりこんなことを断言されたとしたら、どう思うでしょうか。
「うん、そうだと思ってた!」という方は、おそらくは皆無に近いかと思われます。
おそらくは「あ…ちょっとこの人、ヤバイ宗教とか入ってる感じの人なんだろうな。かかわらないようにしよう…」
おおかたそんなところではないでしょうか。

ですが、私は特定の宗教を信仰していませんし、歴史上の人物や現存するいかなる人物も、敬いはしても崇拝するような対象にはなりません。この先もずっと。




そもそもはこの「裏通りブログ」から私のブログ人生が始まり、私を通路として見い出されるふしぎ発見を、誰かと分かち合い、この「リアル人生ゲーム」に活かしたいがために、2つ目のブログ『オルタナティヴ・スピリチュアルの時代へ。みんなと。』を作るにまで発展してきました。

「分かち合い」ほどの、いち人生を賭けるに値する究極の財宝、自他一挙両得のベストバイブスは、他に見当たりませんもの。
自分がまずうれしいし、同時に誰かもうれしいだなんて、はっきり言って
最高!

じゃないですか。







「ふしぎ発見!」の終わりに、みなさまを発見へといざなう楽曲も紹介しています。よろしければあわせて楽しんでください。
※和訳した歌詞は、英語力のない私がグーグル翻訳を参考に、個人的解釈で訳したものなので、ちょっとおかしいよっていう訳もあるかと思いますが、大目に見ていただけましたら幸いです。

カテゴリの中の「スーパーふしぎ発見」には、ブログの核となる発見かな、と思われるものを並べています。まあ、だからどうってわけでもありません。

カテゴリの中の「映画」がいざなうふしぎ発見については、ネタバレしているものがほとんどなので、どうか「この映画これから見ようとしてたのに(泣)」なんてことにならないようお気を付けください。

一度投稿した「ふしぎ発見!」も、一年くらい間隔をあけて読み返すと「うーん…なんでこんなふうに書いたんだろう」「この表現は不適切だなあ」「今ならこんな言葉は使わないなあ」といったことがよくあります。
私はまったくいとわず何度でも記事を修正します。
修正することによって、伝えるべきメッセージが進化しつづけていることを私自身実感できますし、過去記事と現在の記事とで違いすぎるがために読者を混乱におとしいれてしまうような事態も軽減されます。
投稿日に対してコメントの日付が古い記事は、「あ、修正した記事なんだな」と思ってください。




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