「二枚歯(二本歯)下駄」のすすめ

以前にご紹介した
煙管(キセル)↓もそうですが

煙管(キセル)タバコのすすめ

風前の灯火にある日本古来の文化遺産に
「下駄(二枚歯下駄)」があります。



底が平らな雪駄を履く人はたまに見かけるのですが
sk.jpg

二枚歯(二本歯)の下駄はそう滅多に見ません。
DSC02157_convert_20160721111715.jpg




無理もありません。
この二枚歯下駄
一般的なスニーカーなどに比べたら
断然歩きにくい
どころか
走ることもままなりません。

なので
何かと忙しい日常を生きる現代人とは
逆行する履物と言えるかもしれません。





じゃあどうして下駄を履くの?と問われると
どうして履こうと思ったのかが
今となってはまったく思い出せません。
履くようになったのは
おそらくは7、8年前くらいからだと思います。

健康的な効能を期待できるとされる下駄ですが
そんな見返りを狙って
下駄を履くようになったわけではなく
おそらくは単純に
カッコイイ!と思ったとか
面白い!と思ったとか
たまの知久寿焼さんが履いてるからとか
20130728_390458.jpg

そんなきっかけだったように思います。





履物であるにもかかわらず
歩きにくいというその時点で
履物として失格にも思える
二枚歯下駄なのですが

手入れが必要な道具や
手のかかるペットほど
愛着が湧くのと同様に(むろん限度はありますが)
想定外の歩行感覚や
バランス感覚を刺激してくれたり
思いどおりに歩かせてくれない
急いで歩かせてくれない
そんな個性的な改造車のような
乗りこなせなさ具合に
ぐっとくるものを感じてしまうのです。






昔の日本人は
多くの人が当たり前のように
下駄を履いていたといいます。
私に「懐かしい」と声をかけてくださる方は
決まって80代以上くらいの方です。

ですが
明治維新や文明開化を皮切りに
じょじょに
西洋の文化やビジネスシステムが
流入するようになり
東京オリンピックなどを契機に
それまでたくさんあった砂利道がアスファルト舗装され
アスファルトで歯の摩耗が早くなってしまったことや
歩行音が大きくなってしまい
聴く人によってはそれが騒音になってしまったことなども
(「下駄の人はお断り」という看板が出たとか)
廃れていくことになった一因と言われているそうです。



東洋文明は
調和と非合理的性に重きを置く文化
ですが
西洋文明は競争と合理性の文化です。
一秒でも早く移動できる履き物
他者との競争に勝てる履き物
こそが求められます。
そういう意味では下駄は
とても西洋の履き物にはかないません。



ですが
木肌と足の裏が密着する感覚というのは
実に気持ちがいいもので
これは下駄でなければ味わえない何かです。

「音」もそうですね。
歯面と地面とで奏でられる
爽やかな快音は
二枚歯下駄の無二のものです。
歩くだけで
耳から癒される履き物など
他に何も思い浮かびません。
※騒音問題と摩耗問題を最初に取り上げましたが
その解決方法があります。
最後の方にご紹介します。




さらには
下駄にだって「合理性」という意味で
いいところもあるのです。



たとえば
その通気性に関しては
右に出る履き物はないでしょう。
これは日本の湿度が高い風土が
そうさせたと言われているそうです。



履き終えるまでのスピード
脱ぎ終えるまでのスピード

という意味でも
鼻緒に指を引っ掛けているだけですし
底部に凹凸の摩擦がない分
履き物の中でも最速ではないかと
私は踏んでます。



玄関に置いておけば
玄関に足をつかずに足を置きたいときなど
ちょっとしたすのこ代わりにもなります。



さらには西洋靴は
外反母趾や偏平足を作りやすくし
足指の働きを退化させてしまう弊害があるそうなのですが
下駄は正常な足の形を形成してくれるとか。



私は自分ではよくわからないのですが
昔の日本人に認知症が少なかったのは
下駄での足ツボ刺激による
脳の働きの活性化だったのではないか
という説もあったりするそうです。




さあ
試しにみなさんもいかがですか?

近所を散歩するときのみ下駄
というのもありかと思います。
マネー支配者にこき使われ
忙しい日々を送るみなさまの
ささやかなリラックスタイムにおすすめです。


ちなみに私は
走ったり跳んだりする用がなければ
どこにでも履いて行きます。

下駄をなぜ履くのか。
さしたる理由はありませんでしたが
私なりのマネー支配(合理性)へのささやかな抵抗
ということにでもしておきましょうか。

もう少しだけ
下駄が活躍できるような
ゆったりとした時間も併せて流れる
調和の取れたバランスが日本国に戻りますように。





最後に
下駄の音がうるさいと感じる方や
アスファルトによる摩耗の早さを防ぐための
対策法を伝授します。

下駄は
雨の日に滑りやすいという
弱点もあるのですが
その問題もこの方法で解決できます。




これが現在
私が愛用している二枚歯下駄です。
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久々に底面をチェックしたところ
鼻緒の結び目をガードする金具と
爪先のゴムが片方取れてしまっています。
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この爪先は特に
アスファルトに接触する部分なので
ゴム補修をお勧めします。
歯の部分もだいぶゴムが摩耗してますが
今回は爪先のゴムと
鼻緒の金具だけにします。

では早速直してみましょう。



これらは下駄の補修用の部品です。
DSCN0137_convert_20160721143051.jpg


金具にもゴムにも
購入の際に釘を付けてくださるので
DSCN0141_convert_20160721143150.jpg


あとはそれを
穴の空いた部分に打ちつけるだけです。
DSCN0140_convert_20160721143138.jpg



この下駄用の底面ゴムも同様です。
DSCN0138_convert_20160721143118.jpg


ハサミで切り
DSCN0139_convert_20160721143128.jpg


釘とトンカチで打ちつける。
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ただそれだけのことです。
強い力も要しません。

全工程5分で終わりました。
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私の場合は
お気に入りの下駄を入手しても
すぐに歯が摩耗して履けなくなってしまうこと
雨の日に滑りやすいこと
それと
人の車に乗せていただいた際に
足元のカーペットを木くずだらけにしてしまうことが
下駄履きの悩みのタネでしたが
このゴムを発見して以来
その問題は解決しました。

ゴムなので当然摩耗しますが
使えなくなったら新しいゴムで打ち直す
ただそれだけです。
歯が穴だらけで釘が打てなくなるまで
同じ下駄を履き続けることができると思います。





このゴムや補修部品は
いつもこのお店↓で私は買ってます。

創業天保五年 福島履物店

通販でも売ってくれます。
ゴムだけなら安い送料で送ってくれます。










あなたのその身に、
いかなる逆境や順境が待ち受けているとしても、
どみどりくんは変わらず、
いずれあなたにおとなうであろう「発見」によりそっています。

今日のあなたを「ふしぎ発見」へといざなう音楽

「Manual - Reminiscence」



パクチーの種を差し上げます。
詳しくはこちらの記事↓を読んでみてください。

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sayamaさん

補修部品が買えるお店もお勧めですが、ヤフオクなんかでも質のいい下駄が安価な値段で買えることがあります。

彫り加工されているものがあったり、歯が一枚だけのものがあったり、いろんな種類のものがあるので検索してみてください。

No title

下駄はどこで買うのがおすすめですか。
このブログが役に立ってると思った方はぼく↓をクリックしてもらえるとうれしいです。
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じゃっく&どみどりくん

Author:じゃっく&どみどりくん
オルタナティヴ・スピリチュアルの時代へ。みんなと。』の、姉妹ブログ『どみどりくんの、世界ふしぎ発見』に遊びに来てくださりありがとうございます。管理人のじゃっくと申します。

『オルタナティヴ・スピリチュアルの時代へ。みんなと。』が「表通り」を行くブログなら、こちらのブログは「裏通り」を行くブログです。
両方合わせてようやく私のメッセージの完成形となりますが、選り好みして「表通り」だけ見てもらってもまったく問題ありません。
来るべきときが訪れたなら、おのずと「裏通り」も歩かされている自分を発見されますから(ニヤリ)

で、この「裏通りブログ」が何故に必要なのかと申しますと、早い話が「表通り」だけでは解決できない、処理しきれない問題(絶体絶命のピンチ)に、人は前触れもなく遭遇するからです。
誰しものそのときのためにこそ、私「じゃっく」が、フシギニストである「どみどりくん」に扮し(チャネリング?)ながら、この「裏通りブログ」は存在し続けます。


「世界ふしぎ発見」とは言っても、某テレビ番組が世界における「目に見えるふしぎ」を発見して紹介するのとは趣がちがい、このブログでは世界における「目には見えないふしぎ」の発見を書き記することを趣旨としています。

ですが、「目には見えない」とは言っても、「UFO」「超能力」「幽霊」といった類のものとは趣が違いますし、「スピリチュアル」ともまたちょっと違うのかもしれません。
「哲学」「宗教」とも言い切れませんし、「自己啓発」「人生哲学」ともまた少し違うかもしれません。

しいて言うなら、みなさんが今まで生きてきた中で、学校教育や家庭教育やマスメディアによって抗いようもなく培われ、育くまれた「常識」「当たり前」「思い込み」「偏見」「先入観」などをとっぱらった先にある「あるがままの世界」あるいは「究極の羅針盤」の発見ってところでしょうか。


たとえばですが、

『きみが何を考え、何に思い悩み、何を行為しようとも、きみ自身は実は何もしていないのさ』

いきなりこんなことを断言されたとしたら、どう思うでしょうか。
「うん、そうだと思ってた!」という方は、おそらくは皆無に近いかと思われます。
おそらくは「あ…ちょっとこの人、ヤバイ宗教とか入ってる感じの人なんだろうな。かかわらないようにしよう…」
おおかたそんなところではないでしょうか。

ですが、私は特定の宗教を信仰していませんし、歴史上の人物や現存するいかなる人物も、敬いはしても崇拝するような対象にはなりません。この先もずっと。




そもそもはこの「裏通りブログ」から私のブログ人生が始まり、私を通路として見い出されるふしぎ発見を、誰かと分かち合い、この「リアル人生ゲーム」に活かしたいがために、2つ目のブログ『オルタナティヴ・スピリチュアルの時代へ。みんなと。』を作るにまで発展してきました。

「分かち合い」ほどの、いち人生を賭けるに値する究極の財宝、自他一挙両得のベストバイブスは、他に見当たりませんもの。
自分がまずうれしいし、同時に誰かもうれしいだなんて、はっきり言って
最高!

じゃないですか。







「ふしぎ発見!」の終わりに、みなさまを発見へといざなう楽曲も紹介しています。よろしければあわせて楽しんでください。
※和訳した歌詞は、英語力のない私がグーグル翻訳を参考に、個人的解釈で訳したものなので、ちょっとおかしいよっていう訳もあるかと思いますが、大目に見ていただけましたら幸いです。

カテゴリの中の「スーパーふしぎ発見」には、ブログの核となる発見かな、と思われるものを並べています。まあ、だからどうってわけでもありません。

カテゴリの中の「映画」がいざなうふしぎ発見については、ネタバレしているものがほとんどなので、どうか「この映画これから見ようとしてたのに(泣)」なんてことにならないようお気を付けください。

一度投稿した「ふしぎ発見!」も、一年くらい間隔をあけて読み返すと「うーん…なんでこんなふうに書いたんだろう」「この表現は不適切だなあ」「今ならこんな言葉は使わないなあ」といったことがよくあります。
私はまったくいとわず何度でも記事を修正します。
修正することによって、伝えるべきメッセージが進化しつづけていることを私自身実感できますし、過去記事と現在の記事とで違いすぎるがために読者を混乱におとしいれてしまうような事態も軽減されます。
投稿日に対してコメントの日付が古い記事は、「あ、修正した記事なんだな」と思ってください。




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